忍者ブログ

寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   
カテゴリー「カイト」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ネックウォーマー

今日の塩屋は驚くほど暖かかった。今朝は何故か4時半なんてとんでもない時間に目が覚めて、7時過ぎまで二度寝はしたものの、なんとなく身体が硬くギクギクする。水に浸かるかどうかは現地で決めよう(大体いつもそう^^;)・・・と家を出た。IMGP0302s80kb.jpg

30分ほどかけて、こないだからの楽しいアイデアの細工をしている間に軽く汗が出るほど暖かくなり、5mほどの西風も7m前後まで上がってきた。潮はどんどん引いて、河口部分にきれいに現れたラグーンが呼んでいる。久しぶりにまともな走りができそうだ・・・というわけで15㎡ジャストで1時間半ほど、わずかな手のしびれを除いては、まったく寒さを感じることなく、ラグーン・フラットでハイジャンプやジャイブの復習。こんな季節には珍しくゆったりと爽快な時間を過ごした。

ちょっと一服して片付けに入ろう・・・というところで、I君がやってきた。彼とは今日初めて話らしい話をしたのだが、元々ウィンド乗りでカイトサーフィンはオーストラリアで覚えたとのこと。まだセルフランチに慣れてないということで、最後までお付き合いさせて頂いた。IMGP0303s80kb.jpg

後でアメダスの記録を見たら、最高気温は8度程度。やはりお日様が中天にあると体感温度はかなり違う。それに、こないだF君にもらったスキン生地で作ったネックウォーマー・・・初めて使ってみたが、これは確実に保温効果があった^^。

110122s.JPG
PR

メタトレ

110120s-1s80kb.jpgなんだか久しぶりの感じがしたメタトレ・・・暖かい日差しの塩屋に行ってまいりました。今日はちゃんとフルスーツに着替えて、水にもちょっと浸かって・・・^^;

上空にはきれいなクラウドストリートが走っていましたが、高度1500mの波打つ風が地上まで届くことはなく、北西微風で5kmほど動き回って体がホカホカしたところでおしまい。110120s.JPG

トーイング

昼から気分転換に塩屋まで。北西の極微風にて、いつものメタトレに至ることもなく、やがてスクーリングにやって来た空のY氏としばし懇談。彼はもう30年も空の世界で頑張っているイントラ(パラの世界では教員という)です。話の進行は、ほとんど阿吽(あうん)の呼吸で、多くを語らずとも何が言いたいのか何となく分かる。

ここのところ、彼が採用している初心者教習が「トーイング・・・」という方法で、自動遠心クラッチを備えたスクーターをトーイングマシンに改造して、パラグライダーを装着した教習生を引っ張り上げる「スクータートー」。これならわざわざ丘や山に登らなくても、平地や砂浜でフライトの基本を習得することができます。

この手法は高い山が少ない大陸の平地地方などでは広く採用されていて、ロープの長さを300mほどに設定すると、サーマルを拾うに十分な高度まで引き上げることもできます。しかし、トーオペレーター(引っ張りあげる人)にはかなり高度な技術が必要であることは言うまでもありません。8efe2c1d.jpg

私は、カイトサーフィンで300mまで上がろうなどと思ったことはありませんが、地上世界と縁が切れない程度の「ジャンプ」には大いに興味があるので、この原理を少し応用したら、カイトサーフィンの楽しみ方や可能性がもっと広がるのではないか・・・と考えたりしています。

そこで、たぶん近いうちに現実になるであろうアイデアの一つをちょっと描いてみました。これを見てピンと来る人は相当に頭が柔らかい方かもしれません^^;

氷点

今日の塩屋はまさに真冬の大西、10m~15m。寒さこの上なし・・・という天気です。おそらく本年最大の冷え込みになるだろう・・・ということで、松山空港のアメダスを載せておきます。110116s-temp.JPG日中の最高気温が3℃に至らないなんてことは、この辺りではめったにないことでしょう。

それでも、ウィンド、カイト共、何人か来ていました。この風や波でウィンドの皆さんの走りを見ていると、25年前を思い出して心が少し騒ぎます。しかし、こんな冷たい日に水に浸かる好みは、もう私の中に残ってないのかもしれません。

昨日の風が意外と暖かかったので、今日はフルスーツを用意して行ったのですが、着替え始めたばかりのところで手がしびれてきた。これでは水に浸かる気には到底ならず、地上では寒さ知らずのフライトスーツにチェンジ。

お日様もだいぶ西に傾いてきた頃に、緑地帯の桜の木にロープを引っ掛けてジャンプの練習をしたり、5㎡を上げてM君のグラハンを楽しんだりして本日終了。

ヘルス・コントロール

昨日は、事務コタツに脚をつっこみながら、暇にまかせて「セイフティ・コントロール」などという硬めのテーマに少し論理のコートを着せてみようかな・・・などと考えながら書き始めたら、なんんだか頭の血液がどんどん固まっていくような気がしました。

全体暖房のない部屋で頭寒足熱が度を越すと、眠たくなるだけではなく、動かさない身体の上下のバランスが取りにくくなるのかもしれません^^;110113s.jpg

読み直しながら多少修正を加えてはみるものの、いかにも中途半端。これはやっぱり、もうちょっと頭の柔らかい時に、ゆったりと腰をすえて書いた方が、私自身のヘルス・コントロールにとっても無理がないだろう・・・ということで、またHTLMにでもして、どこかにUPなりLINKなりすることにします。

今日も寒空ではありますが、現在の室温20℃・・・なんだか塩屋が呼んでいるような気がする・・・いつものメタトレ、さてどうしようか・・・というところ。また10℃の壁に聞いてみることにします^^;
----------------

アンカレジマリーナ(粟井海岸)の今日の気象データと昨年1月12日の気象データ。2年ほど前から、海に出たに日は天気図やここの気象データに一言付して記録を残してきたのですが、去年の昨日は「13㎡でそこそこ楽しめた」らしい。そうそう、この頃は、こないだチューブの交換修理が完了したカブリナのインフレ13が大活躍していたんだ~^^・・・またそのうち使ってやらないと可愛そうな気がしてきました。

たぶん計測器を日当たりの良い場所に設置してあるのでしょう、気温表示はいつもアメダスより数度高いのですが、最高気温を比較すると去年は14.7℃、今日は15℃・・・今日の方が高い!!・・・これは寒がってばかりもいられない・・・ということなんかなぁ~^^;

110113y-2.JPGaf1afd1a.JPG
 

冬の北東風

堀江、真冬の北東風はだいたいは安定しません。風に波がある。それにはそれなりの理由がありますが、今は頭が熱いのでまたいつか書きます。

M君・・・冷たい風の中で頑張りました。時おり吹き込む5~6mのブローを狙いながら2時間ほど・・・近いうちに堀江浜と和気浜を分ける堤防の突先(とっさき)を超えるのを楽しみに・・・。

風がちょっと足りなかったね↓

セイフティ・コントロール

日本語では普通「安全管理」と言い、似たような意味で、私はこれまで「リスク・マネジメント」という言葉をよく使ってきました。これはもともとは経営学の用語で、「さまざまな経営上の危険をいかに予測し、発生した損失にどう対処するか」などを研究する分野から生まれたものです。

それを、基本的に損得勘定とは無縁な風読みスポーツで使い続けるのもなんだかなぁ~・・・ということで、今後は「セイフティ・コントロール」にしようと思います。日本語訳の「安全管理」には、私にはどうもしっくりこない「管理」などという熟語がくっついているので、あえてカタカナで。

ちなみに、英語のセイフティ(safety)には、ちゃんと「危険からの自由」(freedom from danger)などという立派な定義が用意されているのです。さらに、コントロール(control)はかなり多義ですが、第一義は「制御する」ことで、決して「管理」することではありません。

では、なぜ日本語で「安全・管理」などという言うのか・・・それは「管理したい人が翻訳した」からです・・・と断言しておいていいでしょう。この辺り、特に近代日本語の語源に興味のある方は、その成立史をちょっと調べてみると、けっこう興味深いことが浮かび上がってくるような気がします。

カイト世界のセイフティ・コントロールについては、書きたいことがたんとあるので、また少し腰をすえてじっくりと。

ところで、M君にとっては、昨日はある意味「記念すべき一日」になりました。去年の夏から練習を始めて約4ヶ月、初めて「出発点に帰着する」ことができたのです^^!これは地上の世界では当たり前のことですが、海の風読みではちょっとした出来事で(空の世界ではもっと大変な出来事になる場合がありますが・・・)、つまりは、アビーム走法ができるようになったということを意味します。IMGP0282s80kb.jpg

アビームとは風向と垂直方向に走ることで、ヨットでもウィンドサーフィンでもすべてはここから始まると言っていいような基本技術ではありますが、ことカイトサーフィンの場合、まず板の上に立ち続けることが難しいので、それに風に合わせたカイトコントロールを同時に行うというのは、さらに大変な作業になります。大概の入門者は、まず立ち上がって走り出すまでにギブアップということが多いのです。

安定して出発地点に帰って来れるようになると、当然レグの往復回数が好きなようにコントロールできますから、ライディングタイムもスキルの向上もウナギ登り・・・ということになります。もうしばらく様子を見て、ほぼ当初の予定通り、私の下手な「入門講座」は終了になるでしょう。

終わり良ければ

110108-miyosis80kb.jpgIMGP0277s80kb.jpg110108s-amedas.JPG








暖かい一日でした。昼過ぎから南西風が波打ちながら上がり始め、夕刻には5m程度。M君が15㎡で走るにはちょうどいい風になりました。

中州と対岸を隔(へだ)てる100mほどの河口部分(ドーバー海峡)の往復に初成功^^。たいがい、此岸(しがん)より彼岸(ひがん)へ渡るのは、簡単なことではありませんが、とりあえずの目標の一つでした。嬉しいことです^^。

しかし、陸路だと数キロもある道程も海の道だといかに楽に渡れるか・・・大昔の人たち、たぶん縄文の時代から、大海原に向けて、何が待ってるか分からないような世界に向けて船を漕ぎ出した先祖たちは、数知れずいたに違いない・・・と私は想像します。

昔、おもしろい教授がいて、私の記憶にめんどくさい経済学の講釈などは一つも残ってないにもかかわらず、第一講の「経済学の目的とは経世済民(けいせいさいみん)つまり人々の幸福である」とか、「南米にチチカカ湖という広大な湖があって、これはどうやら父と母を意味し、古代日本と古代南米には深いつながりがあったに違いない・・・」などという大真面目^^;な話しはしっかり覚えているのであります。すばらしい先生でした。

晴朗なれど

東郷さんじゃありませんが、「110106s.JPG天気晴朗(せいろう)なれど、波冷やし」の塩屋でした。F君と二人、水たまりでちょこっと走った後は、ガスティ北西、逆潮・・・面白い要素が少ない上に、風の冷たいこと・・・^^;

昨日雨に濡らした5と12はしっかり乾いてくれました。ですがやっぱり、気温が10℃を切る日に水に浸かるのは、あんまり体によろしくないのではなかろうか・・・と思った次第。

それでも、潮が引いた水たまりでは、珍しく、カモメとチドリが「おっかけっこ」をしているのを観察することができました。生物学や動物学では、これを「縄張り争い」とか「生存競争」とかで説明しようとするかもしれません。

しかし私には、彼らも遊ぶことの楽しさを知っている・・・というよりも、エサ取りも含めて、「本来遊ぶために生きている」ように思えてならないことがあるのです。

ここでダーウィンの進化論を巡る論争に参加する興味はありませんが、大自然の生物世界がいわゆる「適者生存」や「自然淘汰」や「競争原理」だけで説明できるほど単純なものではないことは、ダーウィン自身が十分承知していたに違いありません。

自然の中に存在するどんな生き物でも、少し愛情を持って注意深く観察する人なら、そこには「調和原理」とでも呼ぶべき絶妙な摂理(せつり)が働いているのに気が付かないわけがないだろうと思うからです。

110106s-2.JPG







10℃の壁

室温が10℃近くまで上がってきました。今日はお日様が暖かそうです。昼ごろにはたぶん再び塩屋の海を眺めているでしょう。IMGP0275s80kb.jpg

昨日は比較的安定した西寄りの風で、M君は10㎡、私は12㎡、F君は少し早めに満潮水たまりで8㎡・・・風は一休みした後、再び10mを超えて、久しぶりにまともな走りができました。

しかし、途中から振り出した小雨は、やっぱり冬の冷たさです。「冬のカイトは修行みたいなもんだなぁ・・・」などと呟(つぶや)きながら撤収^^; それでも、雨が「みぞれ」にならなかったのは、まだ厳冬期までには間があるということでしょう。IMGP0272s80kb.jpg

写真を数枚。M君は「伝承ボード」で水たまり往復を沈(チン)なし^^。F君は初めてのダウンループ・ジャイブをいとも簡単にこなしてしまいました^^。


110105s.JPG

LINK

ブログ内検索

カレンダー

02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最新記事

ハンディムーン

エリアマップ

最古記事

プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

最新トラックバック

カウンター

最新コメント

[06/10 寛太郎]
[06/10 寛太郎]
[06/10 柴田幸治]
[06/10 小林博行]
[03/26 寛太郎]

バーコード

P R

Copyright ©  -- 寛太郎のカイト日誌 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]