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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   
カテゴリー「カイト」の記事一覧

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専門用語

昨日までの冷たい西風がウソのような穏やかな正月二日でした。堀江海岸上空にはきれいなクラウドストリート(雲の道)北東から南西へ走っています。110102-1.JPG

3m前後の風で地上練習と地上メタトレを数時間、まったりと・・・それでもGPSの記録を見ると4kmほどは動き回っているので、そこそこの運動にはなったでしょう^^。

暖かい日差しの中で、砂浜を黒板がわりに、ちと理論講習を・・・そもそも「カイト性能の違い」の説明をしたかったのですが、揚力理論からベクトルだの揚抗比だのアスペクト比だの・・・どうしても空の専門用語が出てくるものだから、神妙に聞いてくれたM君にはずいぶん頭の痛い話しだったろうと思います。110102-3.JPG

また気が向いたときに、もうちょっと分かりやすい図など使って、ここにも載せるつもりではいますが・・・・安心なされよ・・・今日聞いたことを全部忘れたとしても、カイトサーフィン楽しむのになんの不都合もありません。110102-2.JPG

7歳のR君はカイトループを見せてくれました^^。→

110102h.JPG
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アイデア

強烈な西高東低の気圧配置が続いている。
 
予報天気図を見ると、2日頃から北寄りの風に代わり、少しは暖かくなりそうな気配ではある。
 
現在の私は、大晦日の田舎で コタツに根を生やしているのだが、ここは、もうじき来たる新年、さて何をしてやろうか・・・とのんびりいろいろアイデアを巡らせるには最適の環境かもしれない。trainer.JPG
 
 
その一つを割り箸で形にしてみた。さて、これは何でしょうか? 
 
 
 

秒速15m以上

時速にすると60km近い風で、ラムエアを扱うとどうなるか・・・せっかくの暖かい強風だったので試してみました。101228s-3.jpg

ほぼ3時の方向で立ち上がった瞬間、あっという間に15mほど飛ばされて水際まで・・・以上^^;
※画像:およそ15mを超えると海面は泡立ち始めます。→

たぶんブローで20mのほとんど暴風。板を持ったらまっすぐ歩くことさえ困難でしたから、ラムエア5㎡での限界というよりも、カイトそのものの限界を確認したような気分です。

カモメ君も風上に進むのは大変だったでしょう。→101228s-kamome.jpg

↓車は揺れる。バックドアのバンドは唸(うな)る。雷は鳴る。

3時間

しばらく続いた寒波が少し収まったようです。ご近所のじっちゃん宅へ年末の挨拶に、と家を出たら、顔に当たる西風が思いのほか暖かい。この程度の寒さなら水に浸かっても大丈夫だろう・・・とまちがいなく良い風が待っている塩屋海岸へ。

結果・・・こんな季節に3時間、ほとんど休みなしで走ってしまいました。私はやっぱり余程こういうことが好きなようです。やがてやって来たF君もたぶん似たような心持ちでしょう^^。

明日はさらに暖かい南西風が入りそうですが、昼からは雨模様です。さきほどの天気予報では、それでも平年並みの気温とのこと・・・雨さえ降らなければ新人君の初練習になる予定ですが・・・今はなんだかホッとしています。

101227s.JPG

やはり寒かった

昨日はやっぱり相当に寒かったのですが、M君のやる気に誘われて再び塩屋へ。すでに10mほどの寒風の中で、F君が満潮水たまりを楽しんでいました。

私はとても水に浸かる気にならず、M君の練習を見守ることに・・・彼も少しは真冬の海の厳しさを味わったようです。10㎡だとまだオーバー気味、バイオカイトの5㎡で2時間ほど地上練習。今の装備だとこれくらいの時間が限界でしょう。IMGP0244s80kb.jpg

このバイオカイトは使い始めてもう5年以上になりますが、かなり良くできたラムエアで、まだ当分は入門機として活躍してくれそうです^^。ただ、改良したい部分が幾つか会ったので、こないだから手を加えて、海上での本格的な使用にも耐えるようにしました。

この種の道具は、ある程度の経験と知識があれば、メーカー側の都合やセティングにあえて自分を合わせる必要もなく、自分の技術やスタイルに合うようにどんどん改良していくべきだろう・・・と私は思っています。

「どんなに評判が良い人物や事物でも、自分自身で確認するまではまず信用しない(評価を保留する)」・・・というちょっと面倒な姿勢にはそれなりの背景があって、特に空の世界でえらい目にあうことで確かなものになるのですが、20年以上パラの世界にいる人なら誰でも知っている「VT308」事件など・・・興味があれば検索してみてください。ひょっとしたら何か書いている人がいるかもしれません。

今回のビデオはカイト暦1年とはとても思えないF君のディレクショナル・ジャイブの様子です。

大西風

今日明日は大西になりそうです。しかし、明日の最高気温予想は5℃・・・とても海に出る気にならないでしょう。今日も10℃を超えるか超えないかの、私の耐寒基準では微妙なところですが、ともかく塩屋海岸には出かける予定。どうにも寒ければ、砂浜を楽しめば良いのですから・・・。101224-w.JPG

それにしても、北欧の連中などが、極寒の中を嬉しそうにフル装備で走っているのを見ると、やっぱり人類には北方系と南方系の2つのグループがあって、寒さや暑さへの耐性にかなりの差があるのではないか・・・なんて考えてしまいます。

-----------

思ったよりは暖かい午後でした。風は安定しない西風が2時頃まで続き、F君、S君とお話しているうちに、大きく北寄りに振れて今日はおしまい・・・という時になって、ガスティではありますがドンと北西風が入ってきました。

もちろん、これでおしまいというわけにもいかず、ほとんど北に振れた外海に出ることに。まあ逆潮の激しいこと。そう面白い走りができるコンディションではありませんでしたが、今回も何度かブロー直前のリフト(上昇風)を感じ取ることができました。空中10m以上の位置で働いてくれるカイトウィングならではの感覚です^^。101224s-2.JPG

予報では「西風強し」でしたが、後で出た天気図→ではどう見ても北北西です。やはり天気図は正直だわ^^。明日はとんでもなく寒くなりそうなのでお休みの予定。

101224s-t.JPG

海の力

昨夜は体が多少だるくいつもより眠気がきつい・・・わりあい早めに床に就いて、今朝目覚めるといくらか頭痛がする。最近ずっと感じていた風邪の症状がついに現れたようです。早速、クスリ屋で風邪薬を求め、その足で塩屋へ・・・。IMGP0240s80kb.jpg

私は喉(のど)や肺がよほど強いのか、風邪を引いても咳や鼻水で苦しむことはありません。、昔は、まずお腹にきた後、ひとしきり熱が出て、だいたい3日で完治ということが多かったのですが、近頃は熱を出すことがなくなって、風邪の初期症状としての頭痛が収まったらそれで終わり・・・というパターンになってしまいました。

そもそも長い飛行生活を離れて海に復帰することにした理由の第一は健康回復でした。この初期の目的はどうやら完全に達成されたようです。

今日も暖かい塩屋で、こないだ仕入れたインナーを着込んでメタトレを1時間半ほどしているうちに頭痛はきれいに消えてなくなり、ウェットの中は軽く亜熱帯です。

かぜ薬の影響もあったのでしょう、2~3mの海風でカイトを上げ下げしていると、徐々に頭の中が静かになって、ちょっと心地よい瞑想状態に入ったような感じになりました。さまざまな日常の雑念が消えて、緩(ゆる)やかに動くカイトと共に周りの風景に溶け込んでいくような感じ・・・。IMGP0241s80kb.jpg

実はこれまでにも、ごく稀(まれ)にですが、唯(ただ)一人で大きな自然の世界に漬(つ)かり切っている時に、今回とは似て非なる心理状態になることがありました。はっきり覚えているのは2回・・・一度は海中、一度は空中。

それはおよそ非日常的な、しかし素晴らしい体験で、簡単には説明できそうもない内容ですが、機会があればまた書きたいと思います。

101223m.JPG

セーター不要

今日も実に温かい午後でした。朝の雨も間もなく上がり、天気図上はそう吹く要素は見当たらないものの、風予報では何がしかの南西風が入るとのこと・・・臨時休業になったM君と塩屋海岸へ・・・しかし、昨日に続いて快晴ほぼ無風でした。101220s-1.JPG

まあ、カイト道具の整備には最適のコンディションなので、半年ほど前からパンクしたまま寝かしておいたインフレータブルの13と11のメインチューブ交換をゆっくりと・・・2人でいろいろお話しながらやってると、あっという間の作業でした^^。

この数ヶ月はラムエアの扱いに慣れるのに忙しくて、インフレを使うことはありませんでしたが、ラムエア、インフレ、それぞれに長短があります。これから気分やコンディションに合わせて使い分けることになるでしょう。

これらカイト世界の双翼(そうよく)の何がどう違うかについては、まためんどくさい話になりそうなので、よほど気が向いたときか、一杯やったときに書くつもりです。

それから、時おり入る2mほどの北西微風で、M君には初めての19㎡体験や、いくぶん理論講習的な話を少し・・・こういう時でないとあんまり話す気にもならない、ちょっと浮世離れした話もあったので、それなりに面白かったのではないかと思います。101220s-3.JPG

しかし、この季節に汗ビッショリで、ついには夏の服装になってしまうこともそうないことです^^;

→夕日に染まる水草も美しいなぁ・・・と一枚。

暖かい一日

今日の昼からはちょっと動くと汗をかくほどの暖かさでした。塩屋海岸もこないだの極寒がウソのような陽気です。たぶん明るいお日様に誘われたのでしょう、バードウォッチングや犬の散歩の人たちがホンノリした時間を楽しんでいるような空気でした。101219s-1s80kb.jpg

私はM君とカイト道具の整備やら、これからの楽しい計画やらをいろいろと・・・私たちもまた非常にユッタリと半日を過ごすことができました。

もちろん、こんな静かな陽気が長く続くことはないでしょうが、これから2月末までの真冬の空はなるべく明るく、そこそこの風のある天気を望みたいものです。

Iphoneのカメラはなかなかの性能です。今回初めてズームを使ってみました。

画像:どちらも静かに動く水鳥とパドルサーフィン101219s-3s80kb.jpg101219s-2s80kb.jpg







氷点下

もうじき出かけるつもりでいる塩屋海岸はすでにかなりの西風が吹き寄せているでしょう。松山の今朝の天気予報では、最高気温が7℃とのこと。

101215t.JPG氷点下・・・もちろん気温が0℃をわって水が氷に変身する温度のことです。体感温度は風速が1m上がるごとに約1度づつ下がりますから、ウェットスーツで保護できない体の部分・・・は、この気温では氷点下の厳しさに晒(さら)されることになります。

人間の手は他の動物のように毛に覆われてないし脂肪もほとんどついていない上に、濡れた手は気化熱を奪われるので、事態はさらに深刻になる。

真冬の海の寒さが耐え難くなるのは、この手の氷化現象(とでもいうもの)によることがほとんどで、気温よりはるかに高い水温の助けを借りるために、走りながら海水を拾って片手づづ暖めながら握力を保持する・・・ということになります。しかしそれでも、雪が舞うような天気になると、どんなに頑張っても1km程度のレグの数往復が限界になるでしょう。

こんな季節の海に出ることが身体のために良いことかどうか・・・たまには考えてもいい年齢に、私もなったのかもしれません。

--------------101215s-m.JPG
・・・なんてことを言いながら、今日もメタトレに行ってまいりました。

不安定だった北西風も2時半ごろから8m程度に安定。私はすでに19㎡で水たまりを数往復して十分冷たい思いをしていたので、しびれきった手を温めに車に乗ったが最後、再び海に出る気になりませんでした。たかが100m足らずのレグを何往復したかは、GPSのトラック画像に明らか^^;

途中やって来たMちゃんは、あまりの寒さに浜にも下りずに帰って行き、私も早々に撤収・・・気温が10度を切る日は、もう海に出るのは止めよかしらん・・・^^;

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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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