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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   
カテゴリー「カイト」の記事一覧

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小松海岸 3日目

過去の例に違わず、2日目の夜、つまり昨夜は大雨になった。幸いにして雷神様のお出ましはなかった。今朝は何と4時半に目が覚めた。これはあんまりだ もちろん二度寝して六時半起床。

現在昼前、雨はすっかり上がり薄雲の間から青空が見えている。風は北東五メートルほどか。今日は帰る予定だったが、もうちょっとゆっくりしてもいいか、、、という気になりかけている。

結果、本日はサーフィン見物の半日となる。昼を過ぎて風は北に振れ、サイドオフの風でリップを綺麗に舐められたショアブレイクは、インサイドから見て肩ほどはあった。私が見た限りで、この浜ベストのコンディションではなかったか。昨日濡らしたカイトを乾かしながら海に入って、彼らと同じサーファー目線で、私も波に洗われた。
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やっぱり、、、この世界も素晴らしい!!遠くはハワイにまでつながる外洋からの膨大なエネルギーが、ショアーウェイブからブレイクラインに沿って一気に炸裂し、ある種の清浄な「気」のようなものを放っているのを、ハッキリと感じ取ることができた。

「やはりそうだ、、、ジェリーが時に命懸けのチューブライディングの最中に感じていたという「あれ」、更にそれを昇華させ「より良く生きる」ために日々のヨガトレーニングの中で練磨してきた「何か」の一分に触れているのを、確かに感じ取ったような気がした。

よし!これで決まった。何が決まったかは、取り敢えずここでは書かない。大概において、いい加減な人間の言葉の真偽は、やがて、現実の行動が、全てを明らかにするだろう。
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小松海岸 2日目

今朝は5時半に目が覚めた。薄雲り。この海岸、東天明け空の美しさは格別で、サーファーの皆さんの早起きには、毎度驚かされる。こんな時間に、ざっと数えて50人は海に入っている。

私はもうひと眠りして8時ごろ起床。朝食に出かけたついでに、去年から目を付けてある吉野川下流エリアを再度探索。2箇所あるのだが、ウィンドのエリアにもなっているらしき下流側は、すぐ横を車が走っている。カイトランチの失敗は許されない、かなりの上級者エリアだ。河口に近いので幾らかしょっぱいだろうと川水を舐めてみたら、ほとんど淡水の汽水だった。

昼前すでに五メートルを超える南東風が左サイドから入っていた。ちょっと走ってみようかとも思ったが、今日はまだやる事がある。

いつもの河口エリアの様子も見て、小松海岸のキャンプサイトに二泊目の準備を済ませた。画像をアップしたいのだが、裏技で使っている3G 接続では時間がかかってしょうがない。また後ほど。

今日も昨日と似たようにな風の推移だった。日が傾くに連れて・・・といっても小雨がパラついていたが・・南に振れながら上がり、今日は一人で6時半過ぎまで、1時間ほど。

小松海岸

梅雨の真っ最中だというのに、徳島の南東風に引っ張られて、今は小松海岸にいる。

朝8時前に家を出て、いつものペースで6時間。曇り空を予想していたら、しっかり晴れ間が出た。もう充分な夏の暑さだ。
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今年初めての小松はNE~NENの安定した風が5mちょっと。3時過ぎから、若干フラフラしながら1時間ほど走った後、車のベッドであっと言う間に気絶した。

電話で起こされたのが6時半。夏至を過ぎたばかりの空はまだ充分に明るい。風は7mまで上がっていて、2、3のカイトが元気に走っている。平日だというのに、サーファーの皆さん含めて20人以上はいる。

日が落ちて今は南寄りのサイドオフが静かに松の枝を揺らしている。こんな夜に、若者たちが花火を上げている。うるさくてしばらくは寝れそうもないが、多いに結構・・・またたく間に過ぎゆく青春のひと時を充分に楽しんでおきたまえ。

空はすっかり雲に覆われた。しかし、予期に反して雨が降る気配はない、明日もたぶん・・・。

愛犬の悪戯など

  我が家には4年ほど前から同居しているパームという、元気この上ないビーグル犬がいる。こないだまで事務所の空き部屋を一つ与えて、基本、室内犬にしていたのだが、毎日の下の世話が面倒くさくなったので、以前、やはりビーグルのロビン(14歳にして他界)が住処にしていた、母屋の庭に引越しをさせた。

しばらくの間は、犬小屋が何の役に立つのか分からない様子だった。しかし、さすがに雨水は冷たく「これに濡れたままでいると気持ちが悪い!」ということを悟ったらしく、梅雨に入って雨の日が多くなると、彼にとっては狭苦しいだろう新居で丸くなるようになった。

日課の散歩は夕方、彼と最も気の合う息子の担当なのだが、数分間の散歩の後に庭に帰り、リードを放して好きにしろと言っても、元室内犬はやはり室内が好きなようで、家の周りを一回りしたら決まって裏口のドアの前で「早く中に入れてくれ!」という姿勢でじっと待っている。

可愛そうだから中に入れる。夕食時の食卓の横に張り付いてヨダレを垂らす。さらに可愛そうだから、サンマの頭などをやる。毎朝、定量のドッグフードを食べた上に、余計な栄養を与えることになる。

かくして、子犬の頃の「こんなリスみたいに小さいのが、ちゃんと成長してくれるのか・・・?」などという心配は無用となり、みるみる太り、今や立派な、食うことだけが楽しみみたいな^^;肥満犬の仲間になってしまった。

それはまあいい。つい数日前に気付いたことがある。どうやらこいつが以前の住居のあちこちにシッコをしているらしい。あちこちの一画には、カイトバッグが3個置かれてある。これらがビッショリ濡れて、部屋中に小便臭を放っていることが分かってしまった。

この部屋は母屋と事務所との通路にもなっているので、無用心にもたいがいは窓を開けてある。ヤツがここから懐かしい古巣にコッソリ侵入して、この許しがたい悪戯をしていたわけだ。今日は、そのカイトバッグを一つを水洗いをして、堀江の風で乾かすことにした。

それと、GoProカメラをなんとかしてカイトのロワー・サーフェイス辺りに取り付けできないか・・・という思いつきの一つを試してみた。リーディングエッジ直下のウィークリンク4箇所から、かなり長めのライン4本を引いてカメラの台座につないだ。

結果は、やっぱり長すぎて大きく揺れ、以下のような映像になった。今回は12㎡だったので、次回は19㎡で試してみる。取り付けラインのテンションを上げれば、揺れも少なくなるはずで、実用になる可能性はある・・・と考えている。


 

梅雨の台風

朝から梅雨空の台風接近だ。雨の海はたいがい修行の模様になるのだが、今日はM君・R君にも会いたい。小さめのカイトが使えれば少し走ろう・・・と昼もだいぶ回ってから堀江へ・・・なんと幸運なことに、雨は雨だが、比較的安定した北寄りの順風、12㎡でジャストだ。終(しま)いには雨も上がって、ずぶ濡れカイトもかなり乾いてくれた。
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今回初めて、R君とタンデムライドで数レグを楽しませてもらった。「怖さ半分、楽しさ半分」ということだったが、彼がどの程度楽しめたかは知らない^^; しかし、この方法に少し工夫を加えると、少なくとも子供の技能向上には、大きな効果があることは明らかだ。また次回を楽しみにしている。

M君もずいぶん腕を上げた。特にジャンプ類の成長は目覚しくてありがたい。やっぱり彼も典型的なジャンプスタイルに向かっている。一部、デジカメ映像(出来はぜんぜん良くない)を撮ったのでUPしておく。

ところで、まったくいい加減な私の映像でもちゃんと観ている人が海外にもいるらしく、暖かく丁寧なメッセージが入っていることに、さっき初めて気が付いた。またまた、あわてて返事することになったのだが、今後の動画のタイトルや説明などは、基本、英語にする。残念ながら、二ヶ国語表記にするほどの時間と根気がない。
 
 

べサニー・ハミルトン

この隻腕(片腕)の女性プロサーファーについては、だいぶ前にちょっと耳にしただけで、詳しいことはまったく知らなかった。ところが、最近、彼女の自伝的映画が出来上がったという話しや、現在22歳の彼女が10代で自伝本を書いていたという事実を知るに及んで、私の関心は一気に膨らんだ。

サーフィンの世界については、私は、四半世紀も前にウィンドサーフィンにのめり込んでいたころから大いに興味を抱き続けており、現在の乱読書一覧の中には、ジェリー・ロペツの自伝本や、やはりアメリカのサーファーが書いた『キリストの西・・・サーフィン・科学・信念の起源』(寛太郎的適当訳)なんてのもある。

どこかで触れたかもしれない。いわゆる20世紀の近代サーフィンの神様は、オリンピッック水泳金メダリストとして、かの国で英雄となった、あのデューク・カハナモクが代表格だけれども、もうちょっと深く歴史をたどると、数百年前のハワイ文明からさらに古代ポリネシア文明にまで行き着き、もっと行くと、太平洋の西の端を通って至る日本列島の石器時代や縄文文化との関係性まで浮かび上がってくる。

私の想像力の遊ぶところこれに過ぎたるは無し・・・とても言いたくなるような世界の一つなのだ。

サーフィンと風との関係は、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンほどは親密ではないが、もちろん無関係ではない。津波や潮流以外のさまざまな波は、偉大なる風の神の成せる造形で、ある程度の技量を持ったサーファーにとって、例えばオンショアとオフショアの違いはライディング条件の決定的要素にもなる。

私はサーフィンをしたことがないではないが、とても「できる」とは言えない。文字通り、ウィンド・サーフィンの中にサーフィンの一部は含まれていたし、いっぺんに幾つものコトに、半ば命がけで打ち込めるほど器用な人間でもなかった。それは現在取り組み中のカイト・サーフィンも同様。この中にも確実にサーフィンの要素があり、その多様なスタイルにサーフ・スタイルがあるのは周知の通りだ。

この興味深い女性については、いつかまた触れることがあるだろう。今夜はとりあえず彼女の動画をU-Tubeから拾ってUPしておく。

 

別府 一陣の風

いくらか西風の匂いがしたので、別府に行ってみることにした。カメラの調整などしながらF君、Yちゃんと風待ち一刻。走れなくてもちょっと泳いで帰ろうなどと、プカプカ浮いていたら、運よく一陣の風が入った。なんとかワンレグ走っておしまい。

今回のカメラ位置はブライダルから2mほど、たしかにこれでは周囲の風景はほとんど入らない。鳥の目になるにはやはりカイト本体に取り付けるしかないのかなぁ・・・ラムエアでどうすればいいか・・・パラ・ウィングなら話は早いのだが、カイトウィングで同じことをするとどうなるのか・・・これもまた、やってみないと分からない。

 

水上リラックス法

今日の堀江海岸も例の「ウィンド・グラジェント」が、明確に現れていた。かなりの引き潮時ということもあり、波打ち際近くには相当量の「風だまり」もあった。

この「風だまり」もウィンド・グラジェントの一種なのだが、ある程度の角度を持つ斜面に向かって吹きつける空気(風)が、摩擦抵抗によって、その斜面と平面(海面)が接する線上に滞留する現象で、斜度が大きくなるほどその量も大きくなる。強風時の家屋の軒先に身体を張り付けると、風がずいぶん弱まるのを感じたりするのは分かりやすい例かもしれない。

その上空には通常、なにがしかの斜面上昇風が吹いている。私はめったに海岸近くでハイジャンプはしないのだが、今日は浜がガラ空き、引き潮時でもあったので、試しに、沖合いでのジャンプと、どの程度の違いが出るか確かめてみようと思いついた。着岸直前、高めのフロントループをやってみたら、結果は予想通り、明らかな違いがあった。つまり、同じ動作で、より高くより長い滞空時間を得ることになった。

今日はアンダー気味の風模様だったのでどういうことはなかったが、強風時にこういうことをすると、たぶん跳びすぎて、かなりきわどい着水ならぬ着陸になる可能性が充分ある。風は大概どこでも、横にも縦にも吹いていることを忘れない方がいい。

ともあれ、海水温もずいぶん上がり、海上をノンビリ漂うには気持ちの良い季節になった。そこで、こないだから構想している「水上リラックス法」を近々実行しようと思っている。

私のことを良く知る方々は、何も案ずることはないとは思うが、これからしばしば、海上高くカイトが停まっていて、私の身体が眠ったようにプッカリ浮いて長時間まったく動かなくても、私は死んでいるわけではない^^; 決して無用な心配をしないようにお願いしたい。


 

女は強し

昔、ある聖人が「女とは男に従いながら、男を従える身である」と説いた。これは、まったく、事実だ・・・と近頃、とみに思う。私が一種の敬意を含んだ興味を持っている、女のような男や男のような女(オカマ・オナベ)については、ここでは触れない。

昨日は家内と約束事をしていて、海の方は2時間ほどで切り上げる予定だった。ところが、久しぶりに塩屋のコンディションがなかなかよろしく、未熟なループ技でカイトがヘタに折れて泳いだりもして、ずいぶん遅刻することになってしまった。

「これはもう、謝るしかないな」・・・いろいろ言い訳を考えながら帰りを急いだ。そして、出てきたコトバが・・・「言い訳はしませんが・・・ともかく・・・スイマセン^^;」・・・結果、ほとんど責められることはなかった。

もう30年近い付き合いの中で、すでに私の「いい加減なところ」を悟ってくれているらしい・・・まことにありがたいことです・・・拝(はい)^^;

使わないと忘れる

先日の別府では、久しぶりにGoProカメラをフロントラインに付けて自分撮りをしてみた。しかし、取り付け位置が低すぎて、リーシュラインとまともに干渉してしまい、ほとんど見るに耐えないものになっていた。

それでも、はじめの辺りはまだマシで、カメラが近いことの利点で、客観的に身体のどの部分にどんな(ムダな)力が入っているか・・・などがより詳しく見てとれて参考になる。全体構造が単純なこの種の道具に余計なモノをくっつけると、気分的に邪魔になって仕方がなくなるのが通常だが、たまにはこういう作業も悪くない。

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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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