内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置
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今回は大気密度について書くつもりでしたが、少し思うに、大気密度を決定する「大気圧」・「温度」・「湿度」のうち、主に高度にともなって大きく変化する大気圧は、ほとんど地上付近で活動する風読みスポーツでは無視してもまず問題が起こらない。(頭痛・神経痛・関節痛など持病持ちの人には時に深刻でしょう)
カイトやウィンドで日常的に感じられる風の軽重は、温度や湿度の変化がベースにあって、さらに空気の上下動や拡散・収束・・・など、実にさまざまな要素が組み合わさって生まれるものであるということ。そして、温度も湿度も、上がれば上がるほど空気は軽くなるということを知っておけば、四季の風質(かぜしつ)の違いにも更に敏感になるかもしれません。
常識的感覚では、湿度が上がって水蒸気量が増えれば、空気はそのぶん重くなるはずだろう・・・と意外に思われるかもしれませんが、この説明を始めるともっとめんどくさい話になるのでこのあたりで止めときます^^;。
めんどくさい話のついでに、空気と大気の違いは、大気の下層部分を空気と呼ぶのだそうです。日本付近の緯度で高度10km(極地と赤道下では倍近い開きがある)あたりまででしょうか。もっとついでに、この高度1万メートルまでの大気の層は対流圏とも呼ばれ、地球の自転や太陽熱の働きで、ほとんど全ての気象現象の舞台になる空間です。
特殊な軍用機やバルーンを除いて、旅客機なども大体この辺りを巡航しているのは、それ以上になると翼の揚力やエンジンの推力が極端に落ちるからですが、1万メートルといえば、たったの10km・・・半径6000kmの地球全体をリンゴに例えるとその薄皮にも満たない、きわめて儚(はかな)い膜のようなものです。時速40kmの車を縦に走らせるとたった15分で到着してしまうのですから。
このようにイメージすると、私たちの生命活動がどれだけ微妙で貴重な空間で営まれているか・・・ということを少しは実感することができるのではないでしょうか。
今日はちょっと飲んでいるのでロクなことは書けません。後で読み返してあんまりひどければ削除しますが、これを見た方は、めったに現れないだろう(でもないか^^;)戯言(たわごと)に遭遇してラッキーだったと思って頂けると幸。
昨日の堀江の風は「浮き足立って」いました。方向的には比較的安定した、そうガスティでもシフティでもない北東風ですが、カイトが受ける感じは軽かったり重かったりで安定しない・・・12㎡で走るには走りましたが、そう面白くない種類の風でした。
風を定義すると「空気の運動」という実にシンプルな表現で終わります。そして、空気とは何か・・・運動とはなにか・・・についても、物理・化学的にそれなりの説明を続けることができるでしょう。
それはそれで面白い。たとえば、空気の99%は窒素と酸素(後の1%にアルゴンやメタンや二酸化炭素など・・・)からできていて、窒素はきわめて酸化しやすい元素であるにもかかわらず、何億年も前からその組成比率(約4:1)が変わっていないということや、酸素がと2%ほど増えれば世界中は山火事だらけになり、窒素が数%増えれば地球は救いようのない氷河期になる・・・なんて奇妙としか言いようのない事実があります。
私が驚いたのはもっと単純ことで、空気の重さ。空気も物質である限り質量(重さ)があることは当然のことではありますが、地上付近の空気が1立方メートルでほぼ1kgもあると知った時はある種の感動に似たものを覚えました。
1立方メートルといえば、両手を広げて「これくらいの大きさ」と示すことができる程度の大きさです。私の部屋は6畳間で、だいたい2.5m×3m×5mで37.5㎥はありますから、40kg近い空気で満たされていることになる。40kgといえばちょっとスリムな女の子の体重ですよぉ・・・これが驚かずにいられようか・・・。
さらにこの中に含まれている水の量(世間では湿度という)・・・私はこれにまた驚くのですが、そろそろ頭が回らなくなってきたので今回これまで・・・ともかく、世界は驚異に満ちているのであります^^。
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