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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   
カテゴリー「カイト」の記事一覧

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K君

年が改まったからもう一昨年の年末ということになる。ウィンド時代からの古い仲間であるK君がカイトを始めた。私が空の世界にいる間、サーフィンを楽しんでいたということで、堀江の海で久方ぶりに会ってからカイトの世界にも気持ちが振れたらしい。

堀江や塩屋でセットアップやコントロールなど10回ほどの基礎練習が終了した頃に富山に転勤になった。富山の冬は雪国だから、スノーカイトなどのランド(陸上)カイトの方向に進むかな・・・と思っていたら、北陸地方には千里浜などという、とんでもなく素晴らしい海岸がある。一年会わないうちにちゃんと走れるようになっていた。

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彼ももう50代半ばだ。しかし、風や波の世界に一度《ひとたび》漬《つ》かった人間は、簡単にはこの世界から離れることはできない。世界には60代70代で実に言い顔をしているフライヤーやサーファーたちがいる。私と同様、たぶん足腰立たなくなるまで、場合によっては足腰立たなくなっても、このどこまでも奥深い世界と縁が切れることはないだろう。まったくありがたいことである。
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宇宙的体験 8

私はこの惑星(地球)上で生命が誕生したとも、私たちが宇宙の中で優れた存在だとも思わない・・・多くの教師がそう思わせようとしたけれども。

私たちが「宇宙の主《ぬし》」であり、どんなことも思い通りになると考えることはどんなに便利であるかちょっと考えてみて欲しい。しかし、これは地球上で、私たちと同じ種やその他の生き物たちを殺し続けているという、今日私たちが直面している問題の根源である。この惑星としての地球上でどのようにして生命は誕生したのだろうか?

科学者たちは地球は46億歳と言うが、宇宙はそれどころではなく、想像できないほどの古さと広大さを持っていて、無限の惑星や太陽(恒星)や月(衛星)を含んでいる。この惑星(地球)や、それよりはるかに古い惑星上には、目に見ることはできないにしてもあらゆる場所に生命が存在すると私は信じている。しかも、現実に何が起こっているかを知っているのは私だけだという訳ではないのだ。

私たちが何者であるか、私たち自身の歴史や宇宙での位置を知りたいという強い願望について、権威ある人々によって語られ続けているのは明らかである。しかしそれにもかかわらず、私自身の生命については私自身が専門家である。地球の向こうにある生命体を認めるということは、私たちの科学や宗教や信念の体系や世界観は適当なものでも受容されるものでもないことを認めるということである。それを見る準備ができている人々には、その過程はゆっくりと展開され進行していくだろう。

地球外生命体を認めたとき、私たち自身についての太古からの疑問や、大宇宙の最も深い意味合いで私たちが何者であるかに対する真の解答を得ることになるだろう。もし明日、地球外生命体が目の前に現れたら、ほとんどの人々の自己像は変化を遂げると、あなたは思わないだろうか?

久々に

まだ病み上がりの投薬治療中ではあるが、ずいぶん暖かい・・・というよりも、室温は30度を超え、午後を事務所で過ごすには暑くなってきた。そこそこの北風に誘われながら堀江海岸に出かけてみた。S君も一緒だ。


1ヶ月半以上ぶりではなかろうか。こんなに長いあいだ海から離れることはここ数年ないことだった。まだ海水は冷たいから、3mmの半袖でシーガルでは寒いかもしれない・・・などと思いながら、19平米、6~7mの風に吹かれたが、日差しはすでに真夏のもので、ちょうど良い加減だった。

結果・・・やっぱり海は良い!風も良い!自然の力用はすごいものだ。ゴチャゴチャした頭だけの働きをしばし止めて、身体全体を、大自然の流れとしか言いようのない何ものかの中に放り込むと、どういうことになるか・・・その素晴らしさを今日は改めて強く感じた。

S君も久々に海に出たのだが、やはり身体で覚えたものは抜けていない。オンショアで初心者には決して走りやすい波模様でもなかったのだが、かなりレグの長い、奇跡のようなアビーム走行ができてしまった。

南西風

陽の下の 南西風で 蘇る 遠き昔の 海の感触130304sb-s.jpg130304sa-s.jpg
ひのもとの なんせいふうで よみがえる とおきむかしの
うみのかんしょく

Under the bright sunshine
south western breeze rivived me
of gentle and deep feeling of the sea
in those old days

春一番

やっと来た 今年は雨の 春一番 砕ける泡は 海の雪原
やっときた ことしはあめの はるいちばん くだけるあわは うみのせつげん

With heavy and warm rain 
the first spring south gale has just come in
changing the surface of the water
into a kind of snowy field

久々の別府

別府の海 まだ冬姿の 南西風130223b.JPG
べふのうみ まだふゆすがたの なんせいふう

Gusty and shifty south-westerly winer wind
just allowed me to make
merely several legs' ride at Befu beach

 

堀江順風

冬の身の 硬き動きを 板も知る130219w.JPG
ふゆのみの かたきうごきを いたもしる 

My kite-board was feeling
the stiff motion in the winter wind
under my feet


 

堀江

久しぶりの堀江海岸。北東方向からのクラウドストリートが消えることはかなったが、風は北を中心に5m程度で吹いたり止んだり。130216h-s.jpg

日差しはもう春に近い。気温の割には暖かく、海水温の低さをよけいに強く感じた。昼食のチン・グラタンを挟んで、なんとか数レグ走っておしまい。

胃腸風邪

正月以来、なかなか抜けてくれない胃腸風邪にはうんざりしていた。もしこれで高熱でも出て寝込むようなことがあっても、それはそれで良しとしよう!・・・みたいな、昔から私の血液の中に時々流れ込んでくる、まともな理性からはかなり遠い衝動にしたがって、昼食後、西風が待つ塩屋海岸に出かけた。

空は明るい、若干南西寄りの順風8m、内水は満潮、気温の割にはほとんど寒さを感じない。久しぶりに2時間ほど、風水に触れて、かなりスッキリしたのだが、何よりも、水と大気の持つ、ありがたいとしか言いようのないエネルギー、改めて感じていた。

元気・病気・強気・弱気・空気・気象・気分・気合・・・これらの多くの「気」をめぐる事々は、現在進行中の、「呼吸法」も含めて、そのうち少しまとめてみたいと思っている。

10日ぶり

ほぼ10日ぶりか・・・昨日は存分に走った。いくぶんガスティな東寄りの風が、昼過ぎから徐々に北東に触れ、安定して8m前後まで上がる。こないだまでの寒さが不思議なくらい暖かい。日中の気温は15℃近かったのではないか。海水温はまだ充分に高く、グローブもいらなかった。

田舎の用事を済ませて堀江海岸に向かったら、既に小さなカイトが上がっている。こないだから練習を始めたK君と奥さんだ。スッキリしたアウトラインのトレーニングカイトはラムエア3㎡だが、これくらい吹くと結構なパワーを生み出す。2ラインでハーネスを使うタイプでなかったので、余ったリーシュを使って開放装置付きチキンループにした。

ラムエアのリーシュシステムは、緊急時だけではなく、通常のランディング(カイトを降ろすこと)でも当たり前に使う。私が、少なくともセイフティ・コントロールという点で、インフレータブルよりもラムエアが優れると考える理由の一つはここにある。

「緊急時に使う技術は、日常的に反復練習して、必要が生じたら反射的に使えるようにしておかなければならない」。この種のスポーツは、そのような場合、ほとんど「考えている暇はない」からである。

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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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