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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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小松

土曜の夜から徳島の小松海岸へ出かけた。去年までは高速を利用して昼間移動していたのだが、この季節ともかく暑く、クーラー嫌いの私は、窓全開で2時間余り運転しているだけでグッタリする。IMGP0210s1024pix100kb.jpg

夜なら道も空いてるし涼しいに違いない・・・と夜も9時を回って出発、到着したのが夜中の2時だった。いつものワンタッチテントと簡易ベッドをサット設置して寝たが、間もなく眩しい朝空と、早起きが得意なサーファーの皆さんの動きで朝も6時過ぎには起こされることになる。まあ、いつものことだ。

さいわい、早朝からまともな風が吹くはずもなく、テントや車の中でゴロゴロしたり周りの景色を眺めたり。しかし、昼を回っても東寄りの風が一向に上がってこない。今日は、珍しくハズレかもしれんなぁ・・・と収束風が多少は入っている吉野川の河口に移動して水中グラハンで身体を冷やした。IMGP0214s1024pix100kb.jpg

小松海岸のすぐ隣だというのに、この広大な河口部分は一部のサーファーや釣り人を除いて、カイト乗りが来ることは珍しらしく、土手を通る人たちはほぼ皆、珍しげにしばらく眺めた後、通り過ぎて行く。

カイトを微風に揺らせ私は水の中でとユラユラしながら、通りかかったおばさんとお話した。「吉野川はほんと良いですね~・・・これは四国の宝物ですよ・・・変なダムなんか作らせたらあきませんよ~・・・松山の川には水がないのです~」 「そうそう、そうなんよ・・・それはパラグライダーみたいなもんですか~・・・?」「まあ、似たようなもんだけど、ちょっと種類が違って水の上を走りるんですよ~」「空も飛べるんですか~?」「そりゃちょっと無理ですが、ピョンとジャンプはできますよ~・・・」「はい、はい・・・良いですね~・・・」IMGP0211s1024pix100kb.jpg

川遊びも充分楽しんで、そろそろテントに帰ろうかという4時近くになって、19㎡でオーバーを感じるほどの南東風がやって来た、日没まで3時間もある。前半19、後半12.寝不足の身体をあんまり酷使したくなかったのだが、充分クタクタになるまで走ってしまった。

吉野川河口には広大な中州があり、南の岸からだと数十メートルの距離だ。ちょっと泳いだら到着する。オーバーになった19㎡をこの中州の端に置いて車に戻り、12㎡で走り終わった後、運んでおいた回収用のバッグに19㎡を入れて岸に戻ろうとしたころには、日も暮れかけて7~8mの南東風は南寄りガスティに変わっていた。しかたなく、2枚ともバッグに入れてボードに乗せ、岸まで泳ぐ・・・といっても5分くらいだ。

中州でピックアップ(片付け)中に、「大丈夫ですか~」という声が聞こえた。「ああ、ここにもまた親切な人がいるなぁ・・・」と思うくらいで気にも留めてなかったのだが、岸に戻ると、(たぶん)その彼が待っていた。話を聞いてみると、最近、カイトサーフィンを始めたらしく、ここでやっている人を初めて見て、この浜でも練習できるかもしれないと思った・・・ということだ。四国では珍しいラムエアも新鮮だったらしい。IMGP0220s1024pix100kb.jpg

このIさんとは、しばらくの時間、お話した。ウィンドサーフィンの経験があるらしいので、風読みの基本が身に付いていれば上達も早い。ただ、初心者がグラハン(地上練習)でインフレを多用していると、ほどなく使いものにならなくなる可能性がきわめて高い。このスポーツは最初の1年が勝負・・・みたいなところがあり、せっかく心躍らせて入門しても、ほんとうに楽しくなる前にやめてしまう人たちも多い。それには幾つかの明確な理由があるが、これについてはまた近々書く。

結局、Iさんとは連絡先の交換をして、私が徳島に来る時は連絡を取り合ってご一緒し、松山に来れそうな時は、こちらでも一緒に練習しましょう・・・ということになった。せっかく出会った”素晴らしい”世界だ。できれば末長く付き合っていただきたいと思う。

2日目の月曜日は、朝からまあ良く吹いてくれたこと・・・記録の一部はトラックログの通り。

3日目は、10頃から大雨カミナリになったので、帰途に着く。

110710t-t.JPG110711t-t.JPG



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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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