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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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反省と後悔

たいがいにおいて、不完全な人間という動物は、さまざまな局面で失敗をする。失敗を繰り返すことによって、経験を重ね、経験の蓄積が、成長の土台になる。だから、失敗は「成功の元」になるだけでなく「成長の元」になることも明らかな事実だ。

ただ、気を付けるべきは、多くの場合、失敗には後悔の念が伴うということだ。「ああすればよかった、こうすればよかった」の類である。このマイナス感情に捕らわれると、「失敗が失敗の元になる」ことも多い。

過去は過ぎ去ったものであるから、元にはもどることはない。しかし、普遍のものでもない。過去の事実は変えようがないが、過去の事実に対する評価や意味づけ・・・言い換えれば「過去の見え方感じ方」は、現在の自分の変化によって如何様にも変化する。

だから、通常は苦しみを伴う「後悔」という人間的行為に、ほとんど意味はない。無駄な苦悩と言い切って良いだろう。

そして、過去を振り返ることに積極的な意味があるとすれば、その事実と評価の中に、適当な反省材料を見出しながら改善や改良を加え、未来に向かって、より良く幸せな自分や環境を作り出していくということであろう。
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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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