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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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宇宙的体験

一年ほど前から、アメリカの心理学博士、ジェームズ・ストライカー氏の  "Extra Planetary Experiences" を拾い読みしている。直訳すれば『惑星外体験』とか『地球外体験』とでもなろうか・・・惑星外にしても地球外にしても、そこは宇宙の領域となる。そこで私は『宇宙的体験』と訳してみた。副題には「異性人との接触と意識の拡大」とある。

もう40年以上前の高校時代、ジョージ・アダムスキーの『空飛ぶ円盤同乗記』を事実として読んで以来、UFOや宇宙人・地球外知的生命体の問題は、私の心の片隅で未だに判然としないまま燻《くすぶ》っていた。

私とほぼ同年代(1955年生まれ)のストライカー氏は、幼い頃に宇宙人らしき何者かに遭遇して以来、この問題が頭から離れることがなくなり、ついに昨年の2012年、「宇宙人と接触した人間にどのような心理学的変化が現れるか」をテーマに本書を書き上げたのだ。

私の興味は、すでにUFOや宇宙人の存否の問題を超えて、彼らがどのような技術や哲学・文明や文化を持ち、どのような生き方をしているか・・・というようなことだった。UFOを未確認飛行物体とすると、何ものか確認できない飛行物体は山ほどあるし、我々地球人も大宇宙の中に存在しているという意味で間違いなく宇宙人の一類であるからだ。この気の遠くなるように広大な大宇宙の中で、高度な知性を持った生命体が地球上にしかいないと考えることほど、非知性的なことも少ないだろう。

ところが、彼の著書に感じる情熱と科学的なアプローチに触発されて、彼に関する情報を色々と探っていたら、つい先日、その彼が今年2013年の3月に突然の自動車事故で亡くなっていたということを知った。

彼はアメリカ先住民の深い精神性に強く感銘を受け、住居のあるカリフォルニアから2000km以上は離れた、(たしか)ダコタ族の先住民たちに定期的な物的援助を行う団体の創設者でもあった。その物資運搬用のバンを運転していた道中、雪道でスリップし車外に放り出された・・・ということらしかった。

本書についてはまだ邦訳が無く、余力があれば翻訳してみようか・・・そのためにはいずれ著者である彼とも連絡を取る必要が出てくるだろう・・・などと考えていた私にはかなりの衝撃だった。人生は無常であるという厳しい現実をここでも突きつけられたという意味でも・・・。
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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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