正しくはここは小松海岸ではない。以前から目をつけておいた吉野川河口近くのAエリアの川岸に車を停めて(勝手に命名したA,B 2ヶ所の川上側)、3日目の夜を過ごし、本日ついに4日目に突入ということだ。
今日の寛太郎的天気予報は微妙で、何がしかの東風は入るだろうけれど、さて走れるかどうかは分からない。希望のコンディションにならなければ、そのまま西に向かって帰途に着くだけのことである。昨夜は月影が揺れる川面でも眺めながら、前日つかんだ「あの感覚」について想いを巡らせてみるのも良いな・・・と思った。
6時半に起きてみると、ほぼ完全な夏空。朝から暑くなりそうだが、川上から吹き降ろして来るリバーウィンドが心地好い。これが9時半ごろを境に、予定通り、川下つまり東方の海側からの風に変わりて、ちょっと良い感じになってきた。昼前まで、じっくり周囲の環境を観察する。Bエリアほどではないにしても、ここも相当に狭い。土手の道路はひっきりなしに車が走っている。
ただ、ここは砂浜ではなく草地なので、地表付近のウィンド・グラジェントはランチやランディングの際に大きな助けになるだろう。カイトを広げるのに土手側にするか川側にするか、それとも川の中から上げるか。風がオーバーになったらどうするか。川の中でリグ・トラブルに見舞われたらどうするか。川の流れはどの程度か・・・などなどの入念な観察と準備に数時間を使う。これは空の世界で身に付けた習慣で、特に
単独で初めてのエリアを楽しむ場合、私の「いい加減なところ」はどこかに消えてなくなる。
結果、昼を過ぎてから、ほぼ左サイドからの東風は7mほどまで上がり、実に快適な2時間ほどを過ごすことができた。走り出しに階段を使ったのも初めてで、いろいろと新鮮、且つまことに爽やかだった。そのうちエリアに慣れればジャンプ・ランチを使うようになるかもしれない。GPSの電池が切れて記録が残せなかったのはちょっと残念だった。今回はGoproカメラを縦に取り付けて、多少とも遠景が入るようにしてみた。とりあえず、5mほどの風でデカ板を使って30分ほど様子見ライディング。対岸まで1km近くある。全体的な風の流れとしては、緩い下降風が川面を舐めている感じで、ジャンプは伸びに欠ける。後半、チビ板での走りはまた後ほどUPする予定。
セットアップスペースの様子は大体こんな感じである。↓ 風下側には柔らかい萱(かや)の茂みが広がっていて安心感がある。ある意味ではかなり良質のリバー・エリアかもしれない。
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