内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置
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そして聞け!歌鶫《ウタツグミ》がいかに楽しく歌うかを!
彼もまた、つまらぬ説教者などではない。
事物《モノゴト》の光の面に出ておいで
大自然をあなたの師匠としなさい。
大自然は元からの富の世界を持っている。
私たちの心や精神を守り清め
健やかさで生気を得た自《おの》ずからの智恵を持ち
快活さで生気を得た真実を持つ。
一本の春木から受ける衝撃は
人間について多くのことを教えるだろう。
善や悪について
賢人たちが成し得るあらゆることよりも。
『ひっくり返し』第4節~第6節(1798年) - ウィリアム・ワーズワース
And hark! how blithe the throstle sings
He, too, is no mean preacher:
Come forth into the light of things,
Let Nature be your teacher.
She has a world of ready wealth,
Our minds and hearts to bless
Spontaneous wisdom breathed by health,
Truth breathed by cheerfulness.
One impulse from a vernal wood
May teach you more of man,
Of moral evil and of good,
Than all the sages can.
- "The Tables Turned", st. 4-6 (1798) by William Wordsworth
何かしら気忙しい冬が過ぎて、我が家の庭にも再び春が来た。去年から花を付け始めた小さな桜はすでに満開を過ぎ、スズメやハトやムクドリなどの常連さんに加えて、今年はつがいのウグイスが歌の練習をしている。昨日はツグミの一種だと思われる可愛らしいのが、ゴールドクレストの木陰で芋虫を啄《つい》ばんでいた。
何年も前から、明らかに多忙が加速する現代という時流に迎合するのを止めて、「無理をしないでゆっくりと」本当に自分のしたいこと、すべきことに今の時を使おう・・・と心がけてはいるが、ちょっと油断すると、知に働き、情に竿差し、意地を通そうとする、もう一人の面倒くさい自分が現れて、内外が忙しくなる。つまり本来、自ずと柔軟で純粋なはずの「心を亡くし」がちになる。まだまだ未熟の成すところには違いなく、これもあらゆる技芸と同じく、コツコツと鍛錬を重ねながら会得するしかないのだろうとは心得ている。
しかし、完成からは遠く未熟な人間にとっての幸せの一つは、たぶん似たような道を歩んできた過去や現在の多くの人々が、精魂込めて(場合によっては命懸けで)残したモノや言葉から、何がしかを感じ取り、学び取ることができるということだろう。
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