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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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天気予報

一昔前と比べれば最近の天気予報はよく当たるようになってきました。気象予報士の制度ができてから、民間が予報業務に参入したことや、計測機器の発達や情報量の増大などがその理由でしょう。しかし、こと地形風に関しては、単純な(・・・でもないか^^;)数値予報でドンピシャと決定できるほど、簡単なものではありません。そして、私たち風読みスポーツを愛する者にとって、もっとも身近で大切な風がこの地形風なのです。

101028tenki.JPG今朝の天気図はこれ・・・昨日一昨日と強風を運んだ高気圧の中心が太平洋に抜けて、南西諸島に近づいている台風の影響がそろそろ出始めています。この天気図では四国付近で等圧線が湾曲して気圧傾斜が大きくなっているので、晴れたり曇ったりしながら今日もそれなりの北東風が吹くでしょう・・・これが大局的な気象の読みです。

堀江海岸は北北西に面して緩やかに湾曲しながら海に開けているので、およそこんな大雑把な読み方で外れることは少ないのですが、近くに1000m近い高縄山やそれに連なる山間部、その下の平野部が北東方向に位置していること、海水温や潮位の変化、地面が暖まることによって発生するサーマルの影響(いわゆる海陸風)・・・等々で、風の強弱が生まれ、風向も大きい時は10度単位でシフトするようです。

それに、これは空の世界で覚えたことですが、大気は縦方向にも時に激しく動くので、海の上を吹く風でいうと海水との温度差によって、波状の運動が起こります。これは季節に関係なくいつでもあり得ることで、特に寒い時期の海面を少し高いところから眺めると、色の黒くなったブローライン(強風域)がシマウマの模様のように規則正しく縦に並んでいるのをハッキリ観察することができます。

カイト場合、このブローラインのちょっと手前に発生している上昇風を利用すれば、より大きなジャンプができるはずだ・・・と私はニンマリしたりしているのですが・・・^^;;。
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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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