今日も昼から堀江です。昨日の強風がいくらか和らいで気持ちよく走れるかなぁ・・・と少々期待しながら1時ごろ到着。ところが和らぐどころかトップブローは13mを超え、風向きもかなり東に寄っています。あんまり嬉しくないコンディションの中、とりあえず12㎡をセットしましたが、この状況は明らかに私の技量の外にあり、しばらくは刻々と変化する風速計の数字を眺めていました。
そこに、M君の奥さんが海の様子を見にやってきました。M君の家は堀江海岸から5分の距離にあります。実は、こないだの雨中練習で使ったラムエア最小の10㎡を彼に預けておいたのです。これはちょうど良かったと、彼女に持ってきてもらって準備完了。
この10㎡は過去2回ばかり台風がらみの非常に不安定な風の中で触ったことがあるのみで、まだまともな使い方をしたことがありません。今日のこの風でどうなるか・・・ともかくその特性の一部でも分かれば良しとして、ガスティ強風とお付き合いすることにしました。
海の上はわずか30分ほど、陸上でやはり30分ほど、ロール・ピッチ・ヨーの反応を観察してみましたが、このタイプのラムエアを扱いなれてきたということもあるのでしょう、この10㎡が持つ傾向性の幾つかをある程度知ることができたように思います。
結論を簡単に記しておくと、「パワーバンドと失速域のバランスが全く取れていない。従って、ラインセティングを大幅に変える・・・つまり、ピッチやバープレッシャーの変更だけでなく、カンバー曲線にまで手を入れないと、このままでは使い物になりそうもない」・・・ということです。このカイトは中古で購入したもので、おそらく安定した強風下で相等な腕のある人が、その人固有のスタイルに合わせながら使ったものであろうことも想像が付きました。
基本翼形が崩れていなければ、これからの微妙なライン調整で私のスタイルに合ったものに変化していくでしょう。ともかく、パラグライダーのメーカーが、カイト特有の要素を存分に注ぎ込んだ意欲作ということもあって、こいつはなかなか一筋縄でいきそうもありません。
(リーシュで降ろすとこういう形になります)
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