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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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W・ブレイク

To see the world in a grain of sand, and to see heaven in a wild flower, hold infinity in the palm of your hands, and eternity in an hour. 

一粒の砂に全世界を観じ、野の花に天国を観じ、手のひらに無限を、一刻の中に永遠をつかむ。

If the doors of perception were cleansed everything would appear to man as it is, infinite.

感覚の扉が洗い清められたとき、全ての事象が、あるがままの、無限のものとなって現れる。

To generalize is to be an idiot.

ものごとを一般化するということは、馬鹿になるということである。

Great things are done when men and mountains meet.

人と山とが出会ったとき、偉大なことが成される。

今日は久しぶりに粟井の南風で一っ走りした後、引き潮に洗われる砂浜が西に傾く太陽に輝くのを眺めながら、ブレイクの「一粒の・・・」のくだりを思い出したので、ちょっと読み直してみた。ただの拾い読みに過ぎないが、こういうとんでもない芸術家が残した言葉に少しでも触れると、時に目からウロコと一緒にメガネも落ちそうになる。

最も小さなもの、最も身近でありふれたもの、そして今という一瞬の中に、無限にして永遠なるものを感じ取る透徹した感受性・・・200年前のこの人物も、やはりただ者ではない。

人と海が、人と風が出会ったとき、多くの喜びや勇気やナチュラルスポーツが生まれるが、「偉大なことが成される」かどうかは、人による・・・としか言いようがない。

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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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