現在、事務所の室温32℃。さすがの換気扇冷却装置を使っても、この季節、昼を回ると33℃の壁を超えて時に35℃に達することもある。この辺りになると、もう・・・ほとんど頭は回らない。
つまり、私の精神世界は「胡蝶の夢」状態になって、現実と夢の境目をさまよい始め、昔は水風呂に飛び込んで身体を冷やし、大汗をかいて目覚めるまで昼寝したような気になるしかなかったのであるが、海に復帰してからは大きく事情が変わった。とにもかくにも、母なる海というものはありがたいものです。
昨日も、こんな蒸し風呂でジッとすることなどは不可能なので、ともかく別府の海へ。西風3m。カイトで出るにはちと風が足りない・・・ということは、2kmほど沖の怪島までSUPで行ってみなさい・・・という天のお告げだ。
行きに30分、帰りは追い風に乗って20分余り。途中海上でF君に電話してみたらちゃんと通じたのは、ちょっと妙な気もしたが、まったく便利な時代になったものだ・・・と現代科学文明の恩恵に多少は感謝しながら、寒いくらい涼しい時間を過ごしたのでありました。
そのうち、19㎡が頭上で静止する程度の風となり、今回で2度目のSUPカイトの練習をしたのだが、これはもう、これまでのツインチップ・カイトサーフィンとはほとんど別の世界の感覚だ。
もともと立ち漕ぎでも安定感抜群のボードが、高度10余りの19㎡のパワーでプレーニングを始めるとどういうことになるか・・・目線が低いと、当然、スピード感が格段に上がる。4m程度の風でも、文字通り、飛ぶような速さで突っ走っていくのであります。5mも吹くと、今にも飛んでいきそうなボードを懸命に抑えながら、自分も吹き飛ばされないようにする必要がでてくる。
立ったり座ったり寝そべったり、好き勝手な姿勢で海上を疾走できることの有り難さが、徐々に分かり始めてきたところであります。ある程度予想はしていたけれど、これでまた、新しい角度から風水の世界を眺めることができそうであります。
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