台風一過・・・といっても、今回のマーオン君は奇妙な進路を取り、はるか南方から四国に照準を合わせるかのようにまっすぐ北上し、足摺岬沖あたりでグッと北東に進路を変え、徳島の端をちょっとかすめると、東南東に向かってゆっくりと太平洋に帰っていく・・・という動き方をしている。
ちょっとばかり日本列島に挨拶に来た・・・という感じ。しかし、高知などでは1000mmを超える大変な豪雨になって、大自然界の「有難迷惑」を被(こうむ)っている人たちも多いことだろう。中でも、こないだの地震でいまだ苦しみ続けている関東以北の地方の方々に、大きな影響が出ないことを祈る。
四国山脈に守られている平和な松山は昨日、暴風警報が出たおかげで、家内の職場も学校なども有り難いお休みのプレゼントをもらったようなものだ。普通、台風が抜けると、それなりの「返しの風」があるものだが、今回はこれもきわめて限定的なものだった。
昼前から空も明るくなったので、一昨日の台風ライドでビショビショのカイト2枚を乾かしに塩屋へ出かける。ちょうどF君が来た頃から、12㎡で充分走れる南西風になる。塩屋では、まず理想的な風向きだ。沖の方ではまだ相当の風が残っていたのだろう、河口近辺には滅多にないほど波長の長い美しいウネリが入っていた。さらに珍しいことに、順潮にもかかわらず、その沖の海域はほぼフラットで、私のカイトスタイルには理想的とも言える2つの条件がそろっていた。
先日からの歯茎の化膿熱が全身に回り、いつもよりかなりフラフラしたジャンプを繰り返すことになったが、まあ、久しぶりに下手なウェイブライドも存分に味わうことができて、
是また好日としよう。
12㎡、22km
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