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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

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塩屋 (台風一過)

台風一過・・・といっても、今回のマーオン君は奇妙な進路を取り、はるか南方から四国に照準を合わせるかのようにまっすぐ北上し、足摺岬沖あたりでグッと北東に進路を変え、徳島の端をちょっとかすめると、東南東に向かってゆっくりと太平洋に帰っていく・・・という動き方をしている。

ちょっとばかり日本列島に挨拶に来た・・・という感じ。しかし、高知などでは1000mmを超える大変な豪雨になって、大自然界の「有難迷惑」を被(こうむ)っている人たちも多いことだろう。中でも、こないだの地震でいまだ苦しみ続けている関東以北の地方の方々に、大きな影響が出ないことを祈る。

四国山脈に守られている平和な松山は昨日、暴風警報が出たおかげで、家内の職場も学校なども有り難いお休みのプレゼントをもらったようなものだ。普通、台風が抜けると、それなりの「返しの風」があるものだが、今回はこれもきわめて限定的なものだった。

昼前から空も明るくなったので、一昨日の台風ライドでビショビショのカイト2枚を乾かしに塩屋へ出かける。ちょうどF君が来た頃から、12㎡で充分走れる南西風になる。塩屋では、まず理想的な風向きだ。沖の方ではまだ相当の風が残っていたのだろう、河口近辺には滅多にないほど波長の長い美しいウネリが入っていた。さらに珍しいことに、順潮にもかかわらず、その沖の海域はほぼフラットで、私のカイトスタイルには理想的とも言える2つの条件がそろっていた。

先日からの歯茎の化膿熱が全身に回り、いつもよりかなりフラフラしたジャンプを繰り返すことになったが、まあ、久しぶりに下手なウェイブライドも存分に味わうことができて、是また好日としよう。

12㎡、22km
110720s-t.JPG






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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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