こないだ破損したバーやら切断したラインの修理をしておこうと堀江に出かけた。日差しは弱いが今日も暖かい。しかも北から5mほどの安定した風が入っている。これは修理より走るのを優先すべきだろう・・・と20kmほど。やがてF君もやって来た・・・というより、そもそも堀江海岸は彼の職場の広い前庭みたいなものだ。
海に復帰し、本格的にカイトサーフィンを楽しみ始めてもう4年近くになる。もともと長い空の生活で消耗した心身の回復、つまりは「健康のため」ではあったが、予想通りというか予想以上にというか、このスポーツは相当に身体には良いようで、ウィンドよりも利用できる風域が広いということもあるが、多くの人々がウォーキングやジョギングを日課としているように、何らかの形でカイトを振るのがほとんど私の日課になっている。そして未だに飽きる兆候はない。
昨夜TVの番組で、「人はなぜ加齢と共に時間の進みを速く感じるようになるのか?」の実験をやっていた。20代の青年と70代の老人が閉鎖された部屋で時を過ごし、24時間たったと感じた時点で部屋から出て実際の経過時間と比較する・・・という趣旨だ。その結果、老人は青年より5時間ほど遅く部屋を出てきた。つまり、一日を5時間短く感じたということになる。
半ばお笑いのその番組は、出演タレントがその理由を色々と推測したあと、その道の権威みたいな学者が「子供の一日が長いのは、経験することが新鮮で感動することだらけで、年齢が進行し同じことを繰り返すうちに新鮮味が失われるから、結果、感動総量少なくなり一日を短く感じるようになる」・・・といったような意味のことを言って結論としていた。
感動の総量は経験の総量でもあると考えれば、この説には説得力がある。ここで更に思い出すのは、もう御年70を越える加山雄三が、幸せに生きる指針に「三感王」として・・・「感動・感(関)心・感謝」を挙げているということだ。さすがに、海も山も宇宙も大好きで、歌や楽器や絵画・・・実に多くの分野に感動や関心の輪を広げている彼らしいモットーだと思う。最後に「感謝」を入れているのも実に良い^^。
PR
COMMENT