忍者ブログ

寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

価値相対主義

このブログは一応「カイト日誌」となっているので、基本的にこのテーマに沿って進めて行こうと思っていたのですが、カイトの世界も少し掘り下げて眺(なが)め始めると、結局、この世界の森羅万象とつながっているという事実に行き当ります。

実はずいぶん前から別に少し硬めのHPやらブログやらを作っていて、まあそこでもいろんな「思いつき」を書き連ねていただけなのですが、つい最近、数年ぶりに管理ページを覗(のぞ)いてみたら、何年も前に空関係のことで書いた本への問い合わせや注文が幾つか入っていて、かなり慌ててしまう、ということがありました。

本来は届くはずのお知らせメールが管理サーバーで止まっていたという訳で、まったく間の抜けたお詫びメールをさせては頂きましたが、ブログ関係もやはりシンプルにしておくべきだと痛感した次第。

ということで、今後は、思いついたことは「およそ何でも」このブログで済ませようと思います。要は「カテゴリー」で分類しておけばいいだけの話ですから。

たぶん、単なる中年カイトボーダーには似つかわしくもない、ヘンテコリンな記事も出てくると思いますが、めんどくさい話しはポンとスルーして、面白そうな部分だけ拾い読みして頂けるとありがたいかなぁ・・・と思っております。

今回は、「価値相対主義」・・・なんて、こんな日本語がどこにあるんだ~!という感じかもしれませんが、つまりは、「幾つもの好みや考え方があるからこそ、それら(好み考え)が意味を持つ」・・・というようなことで、「何とか原理主義」や「何とか絶対主義」とおよそ正反対の思想です。

これをカイトの世界に当てはめると、「カイト・スタイルの多様性を尊重する」ということになるのですが、どの世界にも偏狭(へんきょう)な頭の持ち主はいるもので、陸上だけでなく空にも海にも、自分のスタイルを唯一最高だと自ら思い込むだけでなく、人様に押し付けようという傾向性が見えることがあります。

この姿勢の淵源(えんげん)は、たぶん人間存在自体の深い部分にあって、簡単には払拭(ふっしょく)しがたい業(ごう)のようなものなのかもしれません。

しかし、この傾向性が肥大化すると、たちの悪い権力指向から、セクショニズム(排他的派閥主義)や集団主義を生み、更には救いがたいナショナリズム(国家主義)へと発展してしまうことは、過去幾多の歴史が証明済みのことですから、時には十分に注意した方が良いでしょう。

私は、この世界は、色々なものの見方や考え方、生き方やスタイルがあるから面白いし、少し仰山(ぎょうさん)に言えば、人間社会の平和や発展生成もあるに違いないと考えています。

しかし、ただ一つ容認できないスタイルがあるとすれば、この種のもので、「いかなる寛容も非寛容にだけは寛容でいられない」という、誰かが言ってそうなフレーズ(早口言葉ではありません^^;)の通りでありましょう。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

LINK

ブログ内検索

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新記事

ハンディムーン

エリアマップ

最古記事

プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

最新トラックバック

カウンター

最新コメント

[06/10 寛太郎]
[06/10 寛太郎]
[06/10 柴田幸治]
[06/10 小林博行]
[03/26 寛太郎]

バーコード

P R

Copyright ©  -- 寛太郎のカイト日誌 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]