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寛太郎のカイト日誌

内容はカイトに限らず種種雑多です。好みの選択は「カテゴリー」をご利用下さい。日本語訳は全て寛太郎の拙訳。 2010年10月18日設置

   
カテゴリー「点描」の記事一覧

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今日の夕空

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人生にも曇々が漂い来る。しかしすでにその雲は、雨や嵐の前触れではなく、私の夕空に色を添えるものだ。
- タゴール

Clouds come floating into my life, no longer to carry rain or usher storm, but to add color to my sunset sky.
- Rabindranath Tagore
 
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瀬戸の夕日

まだ水平線には少し距離がある夕陽だった。しかし海面はもちろん、浜辺に寄せる細波も、海砂の玉砂利も淡く夕陽色に染まっているように見えた。いつもより暖かめの、そして、いつも静かな晩秋の夕暮れ時である。

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夕靄(ゆうもや)

忽然と 川面を動く 夕靄に しばし見とれて 箸も動かず
こつぜんと かわもをうごく ゆうもやに しばしみとれて はしもうごかず

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朝靄(もや)は何度か見た記憶があるが、すでに夜のとばりが降り始めた夕刻に、水面と空気面が接する一点から、放射状に静かに薄く広がって行く「夕靄」に出合ったのは初めての経験だ。

晩飯に用意した弁当を食べる箸がピタッと止まるほど、それはまったく神秘的とも言える風景で、白い巨大なアメーバが水面を貼って移動してゆくような、物の怪《もののけ》的印象さえ持った。

私のデジカメのオート撮影では暗くてほとんど何も写らない。夜景モードでは露出時間が5秒ほど、明るすぎてあの雰囲気からは遠いけれども、一応これで記録に残しておく。

 

湖畔の樹々

夏の日の 湖畔の樹々の 木陰には 遠き昔の 日々まで集う
(なつのひの こはんのきぎの こかげには とおきむかしの ひびまでつどう) 

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無駄がない

鵜の鳥の 三十センチの ローパスに 鏡の水面 揺れることなし
(うのとりの 三十センチの ローパスに かがみのみずも ゆれることなし)


※ ローパス=超低空飛行

着水に 螺旋で降りる 鵜の鳥は 餌の在り処を 必ずや知る 
(ちゃくすいに らせんでおりる うのとりは えさのありかを かならずやしる) 
 


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川辺にて

遠くから 太鼓の音が 渡り来る 広島の日の 徳島の夜

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二題

カトちゃんが 久方ぶりに カイト振る うれしき夏が まためぐり来る

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S君も パドルボードで 三回目 海のよろこび 私の祈り 


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6平米

六平米  一応使えし  昼となる

早朝

川面なでる 風と朝日の 有難さ

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プロフィール

HN:
寛太郎
性別:
男性
職業:
self-employed
趣味:
風読み・読書・自転車ほか多数
自己紹介:
瀬戸内の小島生まれです。学生時代は国際法を少し。数年間の堅い団体職の後、子供好きが高じて学習塾を、風が好きでスカイスポーツのイントラを、等と趣味と仕事が重なる生活を数十年経験しました。55歳引退計画に従って現在は基本的にフリーですが、相変わらずあれこれ忙しくしています。

生活方針は「無理をしないでゆっくりと」およそ中庸を好みます。東西を問わず古典思想の多くに心惹かれます。まずは価値相対主義を採用し事物の多様性を愛しますが、ミソとクソを同等にはしません。モノゴトには自ずと高低浅深があり、その判断基準は「大自然の摂理と全ての生命(いのち)の幸福」の中にあると思います。敬愛する人物は古今東西少なからず、良寛やB・ラッセルを含みます。

ナチュラリストと呼ばれることを好みますが、人間が創り出した道具類にも大きな関心を持ちます。人間語だけでなく、あらゆる生き物たちの「ことば」に興味が尽きることはありません。60~70年代ポップスや落語を聞いたりすることも好きです。

・著作:『空を飛ぶ・一つの方法』
・訳書:『リリエンタール最後の飛行』
・訳書:『個人と権威』

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